牛深ハイヤ2019

春の南風(はえ)が吹き始めると、心が躍ります。

天草下島最南端に位置する牛深が、
ハイヤのリズムに沸く季節。

ハイヤは必ず雨が降る。
というジンクスは2年連続で打ち破られ、
今年も3日間とも、超晴天!

夜の総踊り、昼の総踊りそれぞれに千数百人が参加。

なかには、ALTや農業研修生など、
熊本県内で働く海外の若者たちの姿もありました。

ステージ上でのレクチャーに間に合わなかったみなさんに
急遽、直伝してくださった保存会の方々にも感謝!

急遽ということで、通訳する人もそばにおらず、
身振り手振りと簡単な日本語で教えてくださっていたのですが、

保存会の方 「漕ぐ、漕ぐ」
外国人体験者「Oh! Row!!」

というやりとりでハッとしました。

現代風の振り付けにアレンジされたものだと気づきにくいのですが、
ベテランの保存会のみなさんが踊るものをよく見てみると、
腰を低くして櫓を漕いだり、網を投げたり引いたりと、
漁業の動作が盛り込まれた振り付けが多いのです。

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江戸時代に端を発する「牛深ハイヤ節」。

古くから天然の良港として知られた牛深では、
風待ちやシケ待ちで寄港する船乗りも多く、
こうした人々をもてなすための酒宴を開き、
歌い踊ったのが牛深ハイヤの発祥といわれます。

軽快なお囃子に合わせて、
船乗りたちの仕事や暮らしの一コマをうつす振り付けを
即興で披露していたそうですが、
1961年に「牛深民謡保存会」が結成され、
その翌年には「牛深ハイヤ節保存会」が発足したことで、
現在の踊りのベースができたのだそう。


小さな子どもから中・高校生、ベテランの男女まで
いろいろな世代に受け継がれ、愛されるお祭りになりました。

漁師町のうまいもの

牛深ハイヤ祭りの見どころ&楽しみどころは他にも。

加世浦漁港から出航する、大漁旗を掲げた船団パレード。

観光客向けに乗船サービスのある船もあり、
活気に満ちた漁港の雰囲気を船上で体感できます。

水産市のエリアには野外テントがずらりと並び、
水槽で泳ぐマダイを活け締めにしてくれたり、

アワビやサザエ、ヒオウギ貝などを
生きたまま豪快に焼く網焼きブースも。

 

旬の生ウニ&塩ウニもたっぷりと!

ほかにも漁師町ならではの、素朴なグルメがいっぱい。

毎年4月下旬の風物詩なので、来年の旅をご検討の方。
ぜひこの時期の牛深もお見逃しなく!