新米の季節がやってきました。各地に米どころのある熊本。天草の早場米を皮切りに、菊池川流域や阿蘇谷、南郷谷、人吉球磨など、各地で新米リレーがスタートしています。すでに羊田になった田んぼや、掛け干し真っ只中の田んぼもありますが、その先には重たそうに首を垂れた稲穂があったり、はたまたまだ穂も出ていない晩稲の田んぼがあったり。超早場米と、早稲、中稲、晩稲と作付け時期によって田んぼの色合いが異なるので、この時期、各地の里山をドライブするとパッチワークのような風景を楽しめます。「熊本」だけで考えても、新米リレーをながーく楽しめるって、本当に贅沢なことですね。
ところで、天草ではお盆に新米でご先祖様をお迎えするのが通例ですが、他の地域はどうなのでしょう?天草で本格的に早期米が栽培されるようになったのは昭和31年前後のこと。台風の被害を避けたり、病害虫の被害を避けるなどの目的でスタートし、当初は二期作が行われていた時期もあるそうです。ということは、お盆に新米をお供えするのは、天草でも近年の風習なのかもしれませんね。もしご存知の方がいたら、是非、教えていただきたいです。
ちなみに熊本県全域でみると、昭和50年代後半頃から、「うまい米推進運動」というものが展開され、阿蘇などの高冷地や、天草などの島嶼部や海岸沿いの地域で、その土地にあった食味のいい奨励品種が育てられるようになったそう。阿蘇や天草でつくられるコシヒカリといった地域限定の品種もあるらしく、そういった意味では、熊本は新米の期間が長く続くというだけでなく、さまざまな食味のお米を味わえる「お米県」でもあるようです。
炊きたての新米をおいしく味わう
つやつや炊きたての新米は、シンプルな塩むすびや、めざしやお漬物を添えるだけでもご馳走になるもの。余談ですが、一度、同じ日に別銘柄の新米を炊きわけて2種のおむすびをつくって食べてみる、ということをしてみたら、本当に食味が違っていて感動しました!
そのまま味わうのが新米の流儀のようにも思えていますが。新米も毎日食べ続けていると、少しアレンジを楽しみたくなるのが人のさが。ということで今月のシマノタネセレクトコーナーでは、新米リレーをより一層楽しめる「ごはんのお供におすすめの逸品」をご紹介しています。鶴屋百貨店地下一階の「ふるさと家」の店内には、他にも県内各地のふりかけなどたくさんの“ごはんのおとも”が並んでいるので是非、ご賞味くださいね!
ちなみに、東京の「銀座熊本館」でも9月13日まで、新米フェアが行われているそう。「漁師のリエット」なども並んでいるのでお近くの方はぜひ、お立ち寄りください。
漁師のリエットで簡単コクうま!
ごちそうたまごかけごはん
せっかくなので今回では、「川端水産」の「漁師のリエット」を使ったアレンジレシピを一つご紹介します。あらかじめ冷蔵解凍しておいた「漁師のリエット」を、たきたてアツアツのごはんにのせると、ごはんの熱でリエットがやわらかく溶け出して、魚のうまみがふんわりとろり。刻んだ小ネギ(コンビニの冷凍ネギでもOK)と卵黄を添えて、お好みのお醤油をちょっとたらせば、いつものたまごかけごはんがワンランクUPのごちそう飯に変わります。おさかなパワーで元気もチャージ!忙しい朝のタンパク源の補給にもぴったりです。
元気はすこやかな食事から。
天草の海と漁師の営みを、くらしの味方にしていただくことで
地域を支えることにもつながります。
シマノタネの直販はこちら
↓
漁師のリエットの開発秘話はこちらをどうぞ→◎
【漁師のリエットはこちらでもお求めいただけます】
◉熊本「鶴屋百貨店地下一階ふるさと家」
◉東京「銀座熊本館」 9月13日まで
◉川端水産直販サイト https://kawabata.theshop.jp/