2016年4月の熊本地震。
2度の震度7という未曾有の大災害だったにも関わらず、その数日後には、
“くまもとの、台所”こと「くまもと田崎市場」が競りを再開し、
生産者の皆さんが休むことなく育んだ食材を
物流を担う方々や、仲卸や仲買、小売り店など
たくさんのひとの手がつないでくれて、八百屋やスーパーの売り場が
熊本県産食材でいっぱいになりました。
なかでもほとんど地震の影響のなかった天草からは
市場はもとより、多くの支援者たちが直接運んでくれたものを含め、
たくさんの食材が届いたのを覚えています。
オール熊本べんとうをつづける理由
ゆたかな食材の産地が、すぐそばにある。
育み、届けてくれるひとがいる。
そのことへの感謝を忘れないために。
その価値を、子どもたちに伝えるために。
お弁当に使う食材を熊本県産食材だけにしようと決めたのは
2016年5月のことでした。
たべることはいきること。
えらぶことはまもること。
あれから2年と4ヶ月。
わが家の食卓は今も、ほぼ熊本県の食材でできています。
取材やその他諸々で、あちらこちらにお邪魔する機会をいただき、
食材を手に取るたびに、その土地のひとや風景が浮かぶので
毎朝のおべんとタイム(つくる時間含む)は
私にとって、至福の時間なのですが。
昨日の天草での出会いをふんだんに盛り込んだ
今日のおべんとさん。
気づけばすべてが天草の食材になっていて、
いつもよりも輪をかけて、しあわせなひとときを満喫しました。
天草は、野菜や果樹、魚介類はもちろんのこと、
鶏肉、豚肉、牛肉と、私たちの毎日に必要な食材が
すべて揃ってしまう、稀有な島々です。
熊本県産食材をまんべんなく使おうとしても
気を抜けば、オール天草になってしまう(笑)
島内自給自足も夢じゃない!のです。
しかもえらく贅沢なスタイルが叶ってしまう。
これって実は、すごいこと。
だけど、ちゃんと選んで、買って、食べるひとがいないと
その営みも続けていくことはできません。
つまりは・・・
たべることはいきること。
えらぶことはまもること。
というわけですね。
そんなわけで。
天草の愛しい風景と、あたたかな笑顔を思い浮かべながら、
今日も大切にいただきます(^人^)
【20180921】
・「あまくさ元気村」で買った新和町の川崎眞志男さんの2018新米玄米と
大矢野町の金時豆のごはん
・大矢野町「むらた」の「出世魚(こはだ)の天日干し」
・実家の今季最後のゴーヤを、苓北町「おかの味噌」の「醤油こうじ」と
牛深「江良水産」の「えらさんちの和食ぶし」で炒めたもの
・天草町のカボチャのゴマあえ
・五和町「カンナちゃんのたまご」のたまごやき
・苓北町「ミナクルファーム」のネグローネ(イチジク)
・天草町のミニトマト
・球磨村「そそぎ工房」の一勝地曲げの曲げわっぱ
◉おかの味噌
http://hp.amakusa-web.jp/a1251/MyHp/Pub/
◉ミナクルファーム
https://www.facebook.com/%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%A0-157930811540377/
◉むらたの出世魚の天日干し
https://amasui.wixsite.com/kako/product1
#食べることは生きること。選ぶことは守ること。
#オール天草 #オール熊本べんとう