カランカランと氷をゆらし、スパイス香るジンジャーシロップをいただきながら、「この青梅のピュレ、おいしいから開封したらすぐなくなっちゃうんですよね・・・」ってつぶやいたら、「あるんですよ。これ」と出てきたのが、この大瓶(写真一番左)でした。「えっ、普段並んでいないサイズですよね?い、いいんですか⁉︎ 」と言いつつも、心が小躍りしてました。
ということで、ついにお届けさせていただくことになりました。球磨川流域のおいしい営みを、現代のライフスタイルに取り入れやすい一品として提案してくれる「球磨川アーティザンズ」が、鶴屋百貨店地下一階の「ふるさと家」に初上陸!
いく先々で見つけるたびに、リピ買いを繰り返していた私が一番、うれしいです(笑)だって、前述の青梅ピュレもですが、完熟梅を使った梅バターといい、ハチミツ入りの栗バターといい、どれも本当に美味しいんですもの。球磨焼酎蔵元のひとつ「大石酒造」のコニャック樽で長期熟成された焼酎ブランデー入りの栗ピュレときたら、まるでそれ自体が大人のスイーツみたいです。ちょっとゆっくりしたい夜、お気に入りの和紅茶とともにいただく時間は格別で。ウイスキーや樽熟成タイプの球磨焼酎との相性もぴったり。味わい深い夜を演出してくれます。
さらに今回、こだわりの調味料もご用意いただきました。なかでもイチオシが、多良木町の人気店「レストラン大使館」のドレッシング。子どもが野菜をワシワシ食べてくれる、と地元客に評判のオリジナルドレッシングが、球磨川アーティザンズ仕様になって登場しています。個人的に誰かに贈りたいと思ったのは、「立山商店」の番茶とジンジャーシロップの詰め合わせ。実はこちらの番茶は数年来のファンなのですが、まさかそこにシロップを入れるなんて想像もつきませんでした。これは私が語るよりも是非、お試しいただきたい味わいです。
球磨川豪雨災害から一年。今も復興の歩みのなかにある人吉市街地。取り壊しを待つ建物や、すでになくなってしまった建物など、訪ねるたびに街の風景が変わっていくのを感じます。そのなかでも、人吉球磨に根ざし、地域のつくりてさんたちと手を取り合って明日の食卓を考えつづける球磨川アーティザンズ。球磨川流域の梅園や、栗の園、お野菜を手がける農家さんたちからも続々とコラボの申し出があるといい、そのものづくりは、文化を紡ぐような感覚にも見えました。そんな球磨川アーティザンズの品々も並ぶ、球磨川流域の食卓。鶴屋百貨店地下一階「ふるさと家」で展開中です。球磨川の営みと文化の一端にふれてみてくださいね。