天草にはたくさんの日本一があります。
・陶磁器の白さと強度を叶える「天草陶石」
・西日本のだし文化を支える「雑節」
・日本最大級の地鶏「天草大王」
・日本一ちいさな航空会社「天草エアライン」
・日本一小さなトンボと日本一大きなトンボを育む「白嶽湿地」
・日本一の遭遇率を維持する「イルカウォッチング」
・「世界最高齢の女子アナ」
などなど。数え上げればきりがないのですが。
すべての日本一を支えているのは、まぎれもなく、この島々に暮らす人。
つまり、天草は、島の人こそ日本一!だと思うのです。
5人のママになる目前にして、
日本農林漁業振興会会長賞W受賞!!!
島の人こそ日本一!を、名実ともに叶えつづける人がいます。
「益田沙央里さん」。
![](https://shimanotane.jp/wp-content/uploads/2018/10/31143949_1470709139705173_5637751046857031680_n-800x520.jpg)
牛深の“網元(※)”の家で生まれ育ち、
楠浦の車エビ養殖家のもとへ嫁ぎ、5人目の出産を目前にした今も、
水産業の振興の旗振り役として日本各地を飛び回る沙央里さん。
(※網元とは、漁網や漁船を所有する漁業経営者のこと)
天草でも、水産業界でも知らない人はいないんじゃないか!?というくらい、
まばゆい活躍をしている人なのですが。
またもやすごいニュースが飛び込んできました。
平成30年度(第57回)農林水産祭で
日本農林漁業振興会会長賞のW受賞!!!
水産部門 「養殖クルマエビの販路拡大に向けた取組」と、
女性の活躍「天草の絆と未来を育む、クルマエビ養殖」の
2部門で、会長賞の受賞となりました。
ママなのにスゴイ。とかいわれるの、
たぶん心外だと思うのでいいません。
だって、沙央里さんの活躍の原動力になっているのは、
まぎれもなく、家族だから。
自らの家族や社員の家族、漁業者の家族など、
家族を思えばこその活躍だから。
子どもたちを含めたご家族の全面的な理解とバックアップのなかで、
いろいろな模索を続ける沙央里さん。
その根底にあるのは、
「天草の水産業を次の世代につなぎたい」という思いです。
3ヶ月限定の活き車エビと、
食のシーンをイメージした車エビ加工品
沙央里さんが暮らすのは、天草下島の東海岸。
楠浦町の静かな入江には、
ご主人が社長をつとめる友榮水産の養殖場があります。
![](https://shimanotane.jp/wp-content/uploads/2018/10/11.jpg)
友榮水産の活き車エビの出荷は、毎年11〜1月の3か月間限定。
ちょっと短いようにも聞こえますが、
それは、徹底したクオリティ管理を叶えるためのこだわりです。
それ以外の期間にも、食卓へおいしい車エビを届けるために
2017年には車海老加工処理施設を整え、
活き車エビの全国発送や、生食用急速凍結車海老をはじめ、
養殖家だからできる車海老加工品を手がけるようになりました。
![](https://shimanotane.jp/wp-content/uploads/2018/10/iki-ebi-01-765x520.jpg)
たくさんのつながりの中で生まれた確かな視点と、
生活者ならではのクオリティへのこだわりから生まれた逸品。
そのなかでも、プロの料理人をうならせるのが
車エビのパテ(リエット)です。
![](https://shimanotane.jp/wp-content/uploads/2018/10/DSC_2120-800x520.jpg)
車海老の濃厚な風味とうま味に、
バターやニンニク、タマネギなどがコクを添えるパテ。
プロの料理人にも味見していただきましたが、
皆さん口を揃えて、「これは・・・うまい!!」とうなります。
ワインはもちろん、
すっきりキレのいい日本酒などとも相性よし!
島の未来を見据えた逸品。
人の集まるこれからの季節ですし。
冷凍庫にひとつ、備えておくのもいいかもしれませんね。
友榮水産
住/天草市楠浦町3237
☎/0969-66-9221
http://yueisuisan.com/?page_id=9