2016年4月の熊本地震。
2度の震度7という未曾有の大災害だったにも関わらず、その数日後には、
“くまもとの、台所”こと「くまもと田崎市場」が競りを再開し、
生産者の皆さんが休むことなく育んだ食材を
物流を担う方々や、仲卸や仲買、小売り店など
たくさんのひとの手がつないでくれて、八百屋やスーパーの売り場が
熊本県産食材でいっぱいになりました。
なかでもほとんど地震の影響のなかった天草からは
市場はもとより、多くの支援者たちが直接運んでくれたものを含め、
たくさんの食材が届いたのを覚えています。
オール熊本べんとうをつづける理由
ゆたかな食材の産地が、すぐそばにある。
育み、届けてくれるひとがいる。
そのことへの感謝を忘れないために。
その価値を、子どもたちに伝えるために。
![](https://shimanotane.jp/wp-content/uploads/2018/09/スクリーンショット-2018-09-21-8.36.25-800x520.png)
お弁当に使う食材を熊本県産食材だけにしようと決めたのは
2016年5月のことでした。
たべることはいきること。
えらぶことはまもること。
あれから2年と4ヶ月。
わが家の食卓は今も、ほぼ熊本県の食材でできています。
取材やその他諸々で、あちらこちらにお邪魔する機会をいただき、
食材を手に取るたびに、その土地のひとや風景が浮かぶので
毎朝のおべんとタイム(つくる時間含む)は
私にとって、至福の時間なのですが。
昨日の天草での出会いをふんだんに盛り込んだ
今日のおべんとさん。
気づけばすべてが天草の食材になっていて、
いつもよりも輪をかけて、しあわせなひとときを満喫しました。
![](https://shimanotane.jp/wp-content/uploads/2018/09/42186223_323536151738717_2739861390188609536_n-530x520.jpg)
天草は、野菜や果樹、魚介類はもちろんのこと、
鶏肉、豚肉、牛肉と、私たちの毎日に必要な食材が
すべて揃ってしまう、稀有な島々です。
熊本県産食材をまんべんなく使おうとしても
気を抜けば、オール天草になってしまう(笑)
島内自給自足も夢じゃない!のです。
しかもえらく贅沢なスタイルが叶ってしまう。
これって実は、すごいこと。
だけど、ちゃんと選んで、買って、食べるひとがいないと
その営みも続けていくことはできません。
つまりは・・・
たべることはいきること。
えらぶことはまもること。
というわけですね。
そんなわけで。
天草の愛しい風景と、あたたかな笑顔を思い浮かべながら、
今日も大切にいただきます(^人^)
【20180921】
・「あまくさ元気村」で買った新和町の川崎眞志男さんの2018新米玄米と
大矢野町の金時豆のごはん
・大矢野町「むらた」の「出世魚(こはだ)の天日干し」
・実家の今季最後のゴーヤを、苓北町「おかの味噌」の「醤油こうじ」と
牛深「江良水産」の「えらさんちの和食ぶし」で炒めたもの
・天草町のカボチャのゴマあえ
・五和町「カンナちゃんのたまご」のたまごやき
・苓北町「ミナクルファーム」のネグローネ(イチジク)
・天草町のミニトマト
・球磨村「そそぎ工房」の一勝地曲げの曲げわっぱ
◉おかの味噌
http://hp.amakusa-web.jp/a1251/MyHp/Pub/
◉ミナクルファーム
https://www.facebook.com/%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%A0-157930811540377/
◉むらたの出世魚の天日干し
https://amasui.wixsite.com/kako/product1
#食べることは生きること。選ぶことは守ること。
#オール天草 #オール熊本べんとう