天草椿の森から生まれたフェイシャルソープが、ようやくリリースできました。その名は、環tamaki。めぐる森の営みと、めぐる水の営みを、わが子や未来の孫の世代へとつなぎたい一心でつくったコスメラインです。
天草諸島の農薬・化学肥料不使用のヤブツバキの油と、阿蘇黄土、5種類の天然精油を配合。コールドプロセス製法で仕上げた、やさしい使い心地が特徴です。空と海の夕景をモチーフに、自然と人の営みを次代へつなぐ想いを込めました。
element.1
西平カメリアクラブの天草椿油
天草諸島の西海岸で代々受け継がれる10haの椿の森。急な傾斜の森のすぐ下には、漁場が広がっています。食卓につながる海を育む森だからこそ、農薬や化学肥料を使わぬ栽培を。そんな思いから、「西平カメリアクラブ」では数十年にわたり、環境負荷の少ない栽培を貫いてきました。春夏秋冬の山野草やいきものとの共生が叶うのは、日々の地道な手入れがあればこそ。環は、そんな森の営みを、次代へつなぐプロダクトです。
主原料として用いているのは、西平集落のヤブツバキから搾油した椿の種子油。保湿作用や抗酸化作用、紫外線防止作用を持つオレイン酸をたっぷり含む、天草椿油の魅力を存分に感じてください。
element.2
日本リモナイトの阿蘇黄土
世界に誇るジオパークとしても知られる阿蘇。火山由来の褐鉄鉱・阿蘇黄土は別名リモナイトとも呼ばれます。汚れの吸着や水質浄化作用をもつことから、水や土などの環境を改善する素材としても用いられています。今回は、化粧品グレードのリモナイトを用い、椿と夕景の赤を表しました。
element.3
miho kurosawa.監修のブレンド精油
天草をさまざまな形で表現する香りのアーティストmihokurosawa.が香りを監修。「循環と調和」をコンセプトに5つの天然精油(メイチャン、ラベンダーブルガリア、ローズマリー、シダーウッドアトラス、ベチバー)をブレンドしました。力強くたおやかな香りをお楽しみください。
(※合成香料不使用)
element.4
Ladybugの“やさしい石けん”
「わが子が安心して使えるもの」を品質基準に、自然の恵みや文化を映す石けんを手がける阿蘇・高森のブランドLadybugによる、コールドプロセス製法の石けんです。水・土・火・風という自然界のエレメントを思わせる、4色のマーブル模様。すべて手づくり品なので、ふたつと同じもののない色や形も魅力です。化粧品として登録された石けんなので、顔や頭、体にも安心してご利用いただけます。
※石油系界面活性剤不使用
企画から2年。たくさんの方の力をお借りしながら、ゆっくりとあたためてきたシマノタネのオリジナルプロダクトです。
熊本や阿蘇、菊池、水俣、そして天草など、各地を行き来するなかで、さまざまな生産者さんやものづくりのつくりてさんと出会い、四季折々の営みに学ぶ機会をいただく昨今。なかでも大きな気づきとなったのは、「水の旅」でした。九州の10以上の一級河川が注ぎ込む天草諸島の海(不知火海、有明海、東シナ海)。さまざまな流域の営みに支えられている天草ならではのものづくりや、あしたの紡ぎかたがあるのではないか?そんな思いから生まれたプロダクトです。
パッケージとロゴデザインを手がけてくれたのは、吉本清隆デザイン事務所の吉本清隆さん。森や川や海の息吹を感じるやさしい色づかいと、清廉さを感じるロゴタイプに仕上げていただきました。
同梱のしおりに添えた椿のイラストは、しなやかな感性と自由な筆づかいで天草を描き続けるアーティスト maya tomiyamaさんによるもの。知っているようで知らなかった天草の魅力を教えてくれる、作家さんのひとりです。
自然と私を愛しむ、そんな感覚をぜひ、味わっていただけたらと思います。ポップアップイベント等のほか、お取り扱い店も随時お知らせいたします。