【No.014 他人の飯には骨(コツ)がある】
語源となったことわざ「他人の飯には骨(ホネ)がある」を辞書でひくと、「他人の家に世話になって生活することは、どこか窮屈で何かと気を遣うことが多いということ。また、他人の親切には底意があり、頼りきっているとひどいめに遭うこともあるというたとえ。他人の家で食べる飯は、まるで骨でもあるように、のどを通りにくいという意から」と書かれていますが。お互い様の精神やおすそわけ文化が脈々と受け継がれる島のくらしでは、隣近所の晩ごはんに学ぶことが多いもの。ということで、ここでは、コツと読むことに。「コツをつかむ」のコツも、漢字で書くと「骨」なのですが、「うまく処理する要領。呼吸。勘所」など意味する言葉に変化します。物事同じ漢字でも、読み方や前後の脈絡が変わるだけでまったく違う意味合いになるから、日本語って奥深い。
前置きがつまりは長くなりましたが。先日、お隣さんからいただいたアオサのかき揚げが娘いわく、「ママのと全然違う」おいしさで。なんだか悔しかったので、おいしさの「コツ」を聞いてきましたってこと。あらかじめ粉をまぶしておくのと、塩&胡椒で下味をつけておくのがコツらしい。かき揚げの腕を上げて見せるわ!娘よ、見ておきなさい(笑)
[アオサと新タマネギのかき揚げのつくりかた]
1. アオサに軽く小麦粉をまぶす
2. 新タマネギを薄くスライスする
3. ボウルに小麦粉と片栗粉を半量ずつ合わせ、塩と胡椒を加えて混ぜ、水を入れて衣を作る
4. ①と②を、③のボウルに入れてさっくり衣をからませる
5. ④を適量ずつ取り、熱した油でカラリと揚げる
2020.05.07 立夏 初候 蛙始鳴(かわずはじめてなく)
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