「モノと自分の距離を縮める」ってフレーズが心にのこった、クリエイターさんのアトリエのある集落。スタイリッシュだけどニュートラル、ナチュラルだけど印象派。そんな作品が生まれるのは、作家さんご自身のセンスやこれまでの研鑽があればこそだけど。窓を開けたら海、反対側の窓を開けたら山、って風景が広がる高台の暮らしのあり方も少なからず投影されている気がしたのです。
私たちにとっては見慣れた花や石垣のある風景も「どれも南国チック!」という歓喜の一言で、特別なものに変わってく。日々の中にある、集落のなりたちや自然と人のあり方、隣近所が互いを慈しみ慮るくらしのあり方が、ひとつひとつ肯定されていく感覚がうれしかったのです。
アテンドも、気ままなひとり歩きも、旅の人と出会うことも、いろんな気づきをくれるのです。足を運んでくださったバイヤーさん、受け入れてくださったクリエイターさんと集落の皆さんに、今日もありがとう。