天草肉まんの追加納品分を受け取りにいき、遭遇したのは、天草梅肉ポークを使ったカレーといいつつ、天草大王と野菜の滋味までもたっぷり使われているという事実でした。グラグラ煮込まれるブイヨンはそれはそれは澄んでいて、香りもまたまろやかで。とにかく魅せられたのです。背ぎもを丁寧に取り除くなど、下処理に細心の注意を払うことで白濁させず、極力澄んだブイヨンに仕上げること。クラクラしそうなほどの暑さの中で、鍋の横につきっきりになってこまめにアクを取り除くそうですが、取り除かれたアクさえも、材料かと思うほど透明感があってびっくり。
4時間かけて煮込んで濾したブイヨンに、天草梅肉ポークを投入してさらに2時間半ほどコトコト煮込み、肉を取り上げて、飴色になるまで炒めたタマネギやフルーツ、トマトなどを加え、最後に特製ルゥを加えて1時間ちょっと。トータル8時間くらいかけて作られるポークカレーです。
カフェブリューではこの「天草梅肉ポークカレー」のほかに、「天草海老カレー」「ワタリガニスープカレー」「天草黒毛和牛カレー」という全4種のカレーがありますが。なんとすべてのカレーが天草大王のブイヨンから作られるそうで。つまり、あと3日はこのようなこだわりの工程が行われている。。。金・土・日曜の営業のために、月曜〜木曜がすべて費やされているってことになりますね。週末の3日間に全集中するための、1週間。すごすぎる。そしてこんなにもてまひまのかかった天草梅肉ポークカレーが850円て安すぎるんじゃないですか!?
【カフェブリュー】
所/熊本県上天草市松島町合津7500番地
フィッシャリーナ天草内
電話/0969-56-3043
営業/10:00〜17:00(土・日曜限定営業)
休み/月〜金曜
https://f-amakusa.jp/cafebleu.shtml
東川さんの食への本気は、カレーだけじゃないわけで。レンチン1分20秒でですぐ食べられる「天草肉まん」。天草梅肉ポークを甘めのタレでしあげた角煮と、ホロホロっとくずれるほどにやわらかく煮込んだ天草黒牛がごろっとはいった黒牛まん。そして、天草大王のジューシーな肉汁まるごと味わえる丸鶏まんの3種類にも同様の、いや、手づくりされた皮までいくとそれ以上の手しごとが隠れています。
天草の本気がつまった「天草肉まん」各種は、鶴屋百貨店地下一階「ふるさと家」でもお買い求めいただけますよ!