No.012 隣の芝も青かった

【No.012 隣の芝も青かった】

こっちを刈り終えたら
あっちの草が気になって。
あっちの草を刈り終えたら
向こうの草も気になって。
向こうの草を刈り終えたら
こっちの草が伸びていた。

( ̄◇ ̄;)

終わりなき
草刈りシーズンに突入しました。

気づけば「立夏」。
いよいよ夏のはじまりです。

草刈りはどちらかといえば
不要不急のジャンルに入ると思うので
ステイホームウィークも草刈りは続行中。

今日はどこからともなく漂ってきた
甘い匂いに、思わず手を止め
キョロキョロと辺りを見渡しました。

匂いの正体は
橙(だいだい)という柑橘類の花。

天草ネロリ、あるいは
ジャパニーズネロリとでもいいましょうか。

…………………………………………………………………

ところで、橙=代々。

代々栄える、代々つづく。
子孫繁栄を意味する縁起物として
正月飾りに欠かせぬ果物でもありますが。

この果汁のおだやかな酸味は
他の柑橘類にはないものだと思います。

ちなみに個人的のは、紅白なますや
焼酎ロック、ハイボールを
橙果汁で作るのがお気に入りです。

「お風呂に入れてもいいよ。肌がすべすべになるから」
と、さきほどご近所さんが教えてくれたので
端午の節句の今日は、菖蒲湯ならぬ橙湯。

菖蒲はその香りの強さで
古くから病邪を払い、長寿や健康を願う
薬湯と言われていたそうですが。

冬至の日に入る柚子風呂にも
同じような意味があり。

ならば橙もきっと
同様の働きが期待できる、、、はず。

という、なんとも安直な考えでしたが。

柚子風呂よりも、好みかも。

あ、入れたのはもちろん
花ではなく、実のほうですよ^ ^

2020.05.05 立夏 初候 蛙始鳴(かわずはじめてなく)

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