天草の新米リレー

連日の天草ロケを終え、数日ぶりに自宅でごはんを炊きました。天草でおいしいものばかりいただいてきたので、無性にシンプルなおむすびが食べたくなって、2種むすび。2種と言っても、この場合は2種の具材ではなく、2種の塩むすびです。もちろん使うのは、天草の天然塩!今朝は、「小さな海 赤ラベル(窯炊き塩)」と対照的な「天草灘の海の塩(窯炊き塩)」を使ってみました。見た目は地味だけど、間違いのないうまさです!自画自賛にも聞こえますが、9割が食材の力に頼っているわが家の食卓なので、「食材がすごいんだぜ!」という自慢だと受け取ってください(笑)

2種の塩をつかったおむすびを食べ比べ。同じ海域で作ったはずの塩も、製法によって味に違いがあって面白いのです

日本一早くて長い!? 天草の新米リレー。

ところで「もう新米?」と驚かれるかもしれませんが天草では例年、お盆前から稲刈りが始まります。超早場米の次は早場米、普通作、そして晩稲と、農家さんによって作る品種やタイミングもさまざまですし、ひとつの農家さんが田植えや収穫などの繁忙期をずらして栽培するケースも多いよう。

 

天草ではゴールデンウィーク前から順次田植えがはじまり、超早場米の田んぼでは7月の下旬には新米の収穫がスタート。7月下旬〜8月にかけては、隣り合う田んぼに黄金色の稲穂と青々とした稲が並んだモザイクタイルのような風景に出会うこともあります。

お盆前の直売所をのぞくと、新米がずらりと並んでいます。わが家では、お盆に帰ってこられる精霊様に、その年の新米をお供えするのが常。ちなみに今年のお盆はご近所の米作り名人からお盆前に新米のお裾分けをいただいたので、仏壇に新米で炊いたごはんをお供えし、先祖と大地の恵み、地域のつながりに感謝の思いをあらたにしました。まだ花が咲き始めたばかりの田んぼもあるので、これから9月、10月くらいにかけて、天草でとれたさまざまな新米を味わえるのが楽しみでなりません。

日本一早い!?長い!?天草の新米リレー。すでに第2走者くらいになっていると思いますが、天草を訪れることがあったら&お近くのお店で新米を見つけたら是非、味わってみてください。

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