縦横10メートルを超える巨大な風穴「穿戸岩(うげといわ)」。気づけば、5年ほど前の早朝に訪れて以来。当時は山道を歩いた記憶があって、風穴の目の前までコンクリの歩道がのびていたことに驚きました。早朝すぎて気づかなかっただけでしょうか(笑)
健磐竜命の従者鬼八法師が「蹴破った」という伝承が残ることから、「合格祈願」「必勝祈願」のご利益で知られます。上色見熊野座神社への参道は、杉木立の中に苔むした灯籠が立ち並ぶ静謐な雰囲気が、写真映えすると話題にもなりましたよね。ふかふかの苔や木の葉は雨に潤って、いっそう美しさを増しています。風穴の手前と向こうはまるで異世界を行ったり来たりするかのような雰囲気。佇んでいるだけでも、こころがすーっと澄みわたっていくのを感じます。いまここにあることに。感謝。